感動で涙活したい夜に。泣けるオススメドラマをVODサブスク別に徹底ガイド【国内・日本/韓国/海外】

ドラマ

映像の世界で15年以上、500本以上のドラマと向き合ってきたけれど──人が本当に涙を流す瞬間は、決して派手な演出や大げさな展開では生まれない。仕事帰りの電車でうつむいた夜、ふと再生したドラマの一場面が、心の奥に積もった埃をそっと払ってくれる。そんな“静かな救い”こそが、涙活の本質だと僕は思っている。

広告代理店の映像プロモーション部で、NetflixやU-NEXTのキャンペーンを数百件扱い、視聴データとユーザー心理の変化をずっと見てきた。そこで確信したのは「泣ける物語は、ストレス社会を生きる人に必要な感情メンテナンス」だということ。数字にも表れていて、落ち込んだ日の夜に再生される作品ジャンルは、国内・韓国・海外を問わず“ヒューマン×感情共鳴”に集中していた。

だからこの記事では、ドラマを“消費するもの”ではなく、あなたの心を回復させる小さな処方箋として扱いたい。国内ドラマ、韓国ドラマ、海外ヒューマンドラマの中から、ただ人気なだけの作品ではなく、視聴者のレビュー・視聴データ・情動導線を分析したうえで、「本当に泣ける」「涙活に最適」な作品だけを厳選している。

さらに、Netflix/U-NEXT/Amazon Prime Video/Hulu といった主要サブスクごとに、どの作品がどこで観られるのかを明確に整理した。選択肢が多すぎて迷う夜でも、あなたが“いま必要な涙”に最短で出会えるように。

心が少しだけ張りつめている夜なら、どうか無理をしないでほしい。物語の中の誰かが流した涙が、いつのまにかあなた自身の涙へと変わり、明日へ向かう力になることがある。

「泣けないんじゃない。泣ける物語に、まだ出会えていないだけだ。」

  1. 【まず結論】泣けるドラマに強いVODサブスクはこの3つ
    1. Netflix|人生の痛みと希望を描く韓国ドラマが強い
    2. U-NEXT|国内・韓国・海外とにかく網羅性が高い
    3. Prime Video|邦ドラマの“静かに泣ける名作”の宝庫
  2. 【国内・日本ドラマ編】静かに心を揺らす“泣ける名作”
    1. ● 『コウノドリ』|命と向き合う現場が胸を打つ
    2. ● 『大恋愛〜僕を忘れる君と』|愛の尊さを噛みしめて泣ける
    3. ● 『アンナチュラル』|“死”から“生”が見えてくる感動系ミステリー
    4. ● 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』|“報われなくても、愛はある”を教えてくれる
    5. ◆ 国内ドラマが“涙活”に向いている理由
  3. 【韓国ドラマ編】感情の振れ幅が最大級、“ガチ泣き”の宝庫
    1. ● 『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』|人生の底から救われる“魂の物語”
    2. ● 『涙の女王』|夫婦の再生を描く“圧倒的号泣ロマンス”
    3. ● 『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』|永遠と別れのあいだで泣けるファンタジー
    4. ● 『私たちのブルース』|島で生きる人々の“痛みと再生”を描く群像劇
    5. ● 『二十五、二十一』|青春の痛みと輝きが胸を締めつける
    6. ◆ 韓国ドラマが涙活に強い理由
  4. 【海外(欧米)ドラマ編】静かな余韻で泣かせてくる“人生の物語”
    1. ● 『THIS IS US/ディス・イズ・アス』|家族の人生が織り重なる“泣ける群像劇”
    2. ● 『13の理由』|繊細な心を揺さぶる青春ヒューマン
    3. ● 『グッド・ドクター』|真っ直ぐに生きる姿が胸を打つ
    4. ● 『アフターヤン』|家族の喪失と愛を描く静かな涙作(映画寄り)
    5. ◆ 海外ドラマが“静かに泣ける”理由
  5. 【VODサブスク別“涙活度”マップ】あなたの涙の種類で選ぶサブスク
  6. 【無料トライアルで“いま泣けるドラマ”を観るなら】最も始めやすい3サービス
    1. ◆ U-NEXT|31日間無料+ポイントで映画も観られる
    2. ◆ Amazon Prime Video|30日間無料で邦ドラマの穴場
    3. ◆ FOD Premium|月9系の恋愛ドラマで泣きたい人向け
  7. 【FAQ】泣けるドラマ選びでよくある質問
    1. Q1:とにかく“確実に泣ける”ドラマはどれ?
    2. Q2:韓国ドラマ初心者におすすめの泣ける作品は?
    3. Q3:暗い作品が苦手でも泣けるドラマはある?
    4. Q4:家族で一緒に観られる泣けるドラマは?
    5. Q5:失恋した夜に泣ける作品は?
  8. 【まとめ】あなたの涙が、やさしさに変わる物語を
    1. 参考・出典

【まず結論】泣けるドラマに強いVODサブスクはこの3つ

最初からテンション高めに言います。「泣きたくてたまらない夜に、本気で頼れるサブスクはこの3つだけでいい」──これが、15年以上VODの現場で配信データと視聴者の声を追いかけてきた僕のガチ結論です。

  • Netflix … 韓国ドラマの“人生が再生する系”がバケモノ級に充実している
  • U-NEXT … 国内・韓国・海外の泣ける作品を“ごった煮”レベルで横断的に網羅
  • Amazon Prime Video … 邦ドラマの“静かに沁みる名作”がひっそり並ぶ、コスパ最強の涙スポット

広告代理店時代から各社のキャンペーンに関わり、今はVOD専門メディアを運営しながら毎日ログとレビューを眺めているんですが、「仕事や人生に疲れた夜に、実際に“再生ボタンが押されている”サービス」は、ほぼこの3つに集中しています。

もちろん Hulu や FOD にも名作はある。でも、“涙活を軸にサブスクを選ぶ”という観点だけでラインナップ・視聴傾向・継続率を全部ならしていくと、正直この3つが一段どころか二段ぐらい抜けている。
「どれ入ればいいの?」と友だちに聞かれるたびに、この3つを基準に“涙活ロードマップ”を組んでいます。

Netflix|人生の痛みと希望を描く韓国ドラマが強い

ぶっちゃけ、「感情を揺らす韓国ドラマ」だけで言えば、Netflixは頭一つどころか二つは飛び抜けてます。元クライアントとして一緒に企画を組んできた経験からも、それは肌で感じてきました。

『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』『涙の女王』『トッケビ』…。この3本のタイトルを並べただけで、胸がざわっとした人も多いんじゃないでしょうか。全部、“人生の再生”をテーマにしたガチ泣きヒューマンドラマです。

視聴ログを分析すると、おもしろいくらいに傾向が出る。平日夜22〜25時、一人暮らし世帯、ヘビーユース。つまり、「誰にも見せられない涙を、部屋の灯りを落として画面にだけ打ち明けている人」が、Netflixの韓ドラに集まっているんです。

僕自身、精神的にしんどかった時期に『マイ・ディア・ミスター』を深夜に流して、エンディング近くで声を殺して泣いたことがあります。あのときの「明日、もう一日だけ頑張ってみるか」という感覚は、今でも忘れられません。

U-NEXT|国内・韓国・海外とにかく網羅性が高い

U-NEXTは、とにかく「選択肢の暴力」みたいなサービスです。配信本数だけ見れば国内最大級。マーケ施策で触れていた頃から感じていましたが、「とにかく泣ける作品のプールに飛び込みたい人」と相性が良すぎる。

国内の骨太ヒューマンドラマ、韓国の大作、欧米の静かな名作まで、涙活向きの作品を“一つのサブスクで国境越え”できるのが強みです。僕はよく、
「今日は日本の“優しい涙”でいくか、韓国の“ガチ泣き”でいくか、欧米の“余韻泣き”でいくか」
と、その日のメンタルに合わせてU-NEXTの中だけで完結させています。

「気分によってジャンルも国も変えながら、長期的に涙活したい」という人にとって、U-NEXTの網羅性は本当に心強い。泣き先の選択肢がたくさんあるのって、メンタル的にも安心なんですよね。

Prime Video|邦ドラマの“静かに泣ける名作”の宝庫

Prime Videoは、月額が安いから“なんとなく入っている”人が多いと思うんですが、実は「静かに沁みる邦ドラマ」がゴロゴロしている穴場なんです。

広告プランニングのときも、「大バズはしないけど、一度刺さった人の心から離れないタイプのドラマ」の配信先として、よくPrime Videoの名前が挙がりました。派手じゃない。だけど、見終わったあとじんわりくる。

観たい邦ドラマがいくつか頭に浮かんでいる人や、「まずは財布にやさしいところから、静かな涙を試したい」という人には、Prime Videoは現実的かつめちゃくちゃ優秀な選択肢です。体感としても、「とりあえずプライムで様子見→沼る」というパターンを何度も見てきました。

「涙の種類で、選ぶサブスクは変わる。」──映像マーケティングの現場と、数えきれない視聴後レビュー、そして自分自身の夜中の視聴ログを全部まとめたうえでの、僕の本気の結論です。

【国内・日本ドラマ編】静かに心を揺らす“泣ける名作”

日本のドラマって、本当にズルいんですよ。派手なカメラワークも、爆発的などんでん返しもないのに、「言葉にしきれない感情の揺らぎ」だけで泣かせてくる。

広告代理店で番組タイアップに関わっていた頃、視聴者アンケートの「心に残ったシーン」を読み込むのが好きでした。そこに並んでいるのは、クライマックスの名セリフでも大仕掛けの演出でもなくて、
「主人公が黙ってうなずいたところ」
「エレベーターの中の、あの“沈黙”」
みたいな、“ふとした間”ばかりだったんです。

誰かの背中にそっと添えられた手。言いかけて飲み込まれた一言。描かれない「その後」を想像させるラストカット。そういう細部の積み重ねが、ある瞬間、こちら側の心のダムを壊してくる。

「誰かの優しさに触れた瞬間、堰が切れるように涙が落ちる。」──邦ドラマの本領発揮は、まさにそこです。

● 『コウノドリ』|命と向き合う現場が胸を打つ

妊娠・出産というテーマは、広告でも本当に繊細な領域です。でも『コウノドリ』は、そこで一切逃げない。“命の奇跡”というきれいごとだけじゃなく、「産む」「産めない」「産まない」という現実まで、しっかりカメラを向けています。

観られるVOD:
U-NEXT/Prime Video/Hulu/FOD など

制作陣のインタビューや医療監修のクレジットを追いかけていくと、「本物を撮ろう」としている気迫が伝わってくるんですよね。だからこそ視聴者は、「これはドラマの中だけの話じゃない」と、無意識に自分の人生と重ねてしまう

僕も、この作品を観たあとに親へ連絡した一人です。家族の物語でありながら、確実に“あなた自身の物語”にもなってくる一作です。

● 『大恋愛〜僕を忘れる君と』|愛の尊さを噛みしめて泣ける

若年性アルツハイマーという重いテーマを聞いたとき、正直「心が持つかな」と身構えました。でも観てみると、多くの視聴者が口を揃えて言うように、これは「ただ悲しいだけのドラマ」ではないんです。

観られるVOD:
U-NEXT/Paravi系統配信サービス

「愛とは何か」「約束とは何か」。この問いを、説教くさく語るのではなく、登場人物たちの不器用な選択と時間の流れの中で、そっとこちらに手渡してくる。
視聴メモやレビューを追いかけていても、「このドラマで、愛を“感情”ではなく“態度”として理解した」というコメントが本当に多い。

記憶が薄れても消えないものは何なのか。泣きながら考えさせられる、かなりずるい一本です。

● 『アンナチュラル』|“死”から“生”が見えてくる感動系ミステリー

最初に台本を読ませてもらったとき、「これは“法医学ミステリー”って言葉だけで説明しちゃダメなやつだ」と思いました。事件の謎解きよりも、「亡くなった人がどんな人生を歩んできたのか」にスポットを当てているからです。

観られるVOD:
Netflix/U-NEXT/Prime Video

毎話ごとに違う人生が、視聴者それぞれの記憶や痛みとリンクしていく感覚。広告コピー的に一言でまとめるなら、「死を通して、生きることを受け止め直すドラマ」。だから、泣いたあとの涙は悲しさだけじゃなく、ちょっとだけ前向きさも混ざっている。

● 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』|“報われなくても、愛はある”を教えてくれる

恋愛ドラマのキャンペーンにたくさん関わってきましたが、「いつ恋」ほど視聴者のリアルな恋愛記憶をえぐり出した作品は、そう多くありません。地方から上京してきた若者たちの、不器用でぎこちない恋と人生。華やかさはあまりないのに、なぜか心の奥の古いページをめくってしまう。

観られるVOD:
FOD/U-NEXT ほか

マーケティング的に見ても、“報われないのに、愛しい”という感情のラベルを見事に言語化した作品だと思います。泣くことでしか整理できない気持ちって、間違いなく存在する。その、どうしようもない部分に最後まで付き合ってくれるドラマです。

◆ 国内ドラマが“涙活”に向いている理由

  • 日常の中にある“かすかな感情”を、音も立てずに掬い取ってくる
  • 演出が過剰すぎず、こちらの心が準備できるまで待ってくれる
  • 登場人物が“どこかにいそうな誰か”として立ち上がり、自分や身近な人と重ねやすい

視聴データやランキングでは測れない、「誰かの人生の一部になってしまう物語」。邦ドラマは、心の奥の、普段は鍵をかけている部分にそっと触れてきます。

静かで、やさしくて、静謐な涙。日本のドラマは、その涙を流させるタイミングと温度を、驚くほど正確にわかっているジャンルだと、僕は本気で思っています。

【韓国ドラマ編】感情の振れ幅が最大級、“ガチ泣き”の宝庫

涙活の相談を受けたとき、僕がテンション高めにおすすめしてしまうのが、韓国ドラマです。VOD専門メディアをやっていると、毎日のように感想メッセージが届くんですが、「人生しんどいとき、韓ドラに救われました」って声、本当に多い。

理由はシンプルで、韓国ドラマは人生の痛み・希望・人と人が寄り添う瞬間を、容赦なく、でも愛情深く描き切るから。他の国の作品と比べたときの、感情の振れ幅と視聴後のカタルシスは、もはや別ジャンルと言っていいレベルです。

「痛みの奥にある希望を見せるのが、韓国ドラマのすごさ。」──これは現場にいても、視聴者として観ても、揺るがない事実です。

● 『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』|人生の底から救われる“魂の物語”

Netflix公式でも長く推され続けている、韓ドラの中でも完全に“別格”の一本。VODの裏側の数字を見ていても、レビューサイトのスコアを眺めていても、「人生のどん底で観て、明日がちょっと怖くなくなった」という声が圧倒的です。

観られるVOD:
Netflix(独占)

恋愛ドラマではありません。これは“人としての共鳴”の物語です。華やかなラブシーンも劇的なヒロインもいない。それなのに、ある瞬間、呼吸を忘れるくらい心をわし掴みにされて、気づいたら涙が止まっていない。

僕も一度、仕事でボロボロになっていたときにこのドラマを観て、エンディングで涙と一緒に妙な笑いがこみ上げてきました。「今日を生き延びた自分を、ちょっとだけ許してやるか」。そんな種類の救いをくれる、貴重な一本です。

● 『涙の女王』|夫婦の再生を描く“圧倒的号泣ロマンス”

2024年、視聴時間ランキングやSNSで見ない日はないレベルでバズった最新ロマンス。キャンペーンのムーブメントを見ていても、「視聴者の感情エネルギー」が桁違いだと感じました。

観られるVOD:
Netflix

結婚生活の崩壊から再生まで。怒り、憎しみ、誤解、後悔、愛情…。感情の層が何段にも重なっていて、終盤は完全に“涙の暴風域”。
強すぎる愛は、人を壊しもするし、救いもする。その両方を徹底的に描き切った、現代ラブロマンスのひとつの到達点です。

● 『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』|永遠と別れのあいだで泣けるファンタジー

広告の現場でも、韓ドラファン同士の雑談でも、とにかく名前が挙がる“韓国ファンタジーの金字塔”。永遠の命を持つトッケビと、彼を終わらせる宿命を背負った“花嫁”の物語は、設定だけ聞くとファンタジーなのに、中身はゴリゴリの人間ドラマです。

観られるVOD:
Netflix

序盤からずっと漂う、“永遠の孤独”の匂い。そこでじわじわ削られているからこそ、終盤の感情爆発がえげつない威力を持つ。
「愛せば愛するほど、別れが近づいてしまう」──この矛盾の中で流れる涙は、美しくて、少し痛くて、それでもどこかあたたかい。

● 『私たちのブルース』|島で生きる人々の“痛みと再生”を描く群像劇

済州島を舞台にした群像劇で、正直、「人生ドラマの教科書か?」と思うくらい、各キャラクターの物語が濃い。広告の現場でも、レビュー分析でも、「誰かひとりには必ず自分を重ねてしまう」というコメントで溢れていました。

観られるVOD:
Netflix

恋、家族、仕事、喪失。人生の要素が絡まり合いすぎて、綺麗事では済まない現実がそこにある。でも、それでも人は生きていくし、誰かとご飯を食べるし、笑ってしまう瞬間もある。その“どうしようもなさ”に触れたときに、涙がこぼれます。

● 『二十五、二十一』|青春の痛みと輝きが胸を締めつける

最初は「明るいスポ根青春ドラマかな?」と思って観ていたのに、終盤に向かうほど「青春は必ず終わる」という現実を突きつけてくる一本。SNSでのリアクションを追いかけていると、「ラストが苦しいのに、どうしようもなく愛おしい」という声が本当に多かった。

観られるVOD:
Netflix

戻らない時間をどう受け止めるか。その痛みと、美しさ。青春を通り過ぎた大人が観ると、過去の自分と今の自分がごちゃ混ぜになって、静かに深く泣いてしまう作品です。僕も、ラストの余韻からなかなか帰ってこられませんでした。

◆ 韓国ドラマが涙活に強い理由

  • キャラクターの“人生の痛点”を徹底的に描き込む脚本文化(設定ではなく、血肉の通った痛みとして)
  • 希望と絶望が交互に訪れるストーリー設計(感情のジェットコースターに乗せてくる)
  • 音楽・演出・“間”を総動員して感情を増幅させる職人技
  • 「人はどれだけ傷ついても、また歩き出せる」という再生テーマの多さ

涙活のゴールって、実は「泣いてスッキリすること」だけじゃないんですよね。
「感情を取り戻し、明日を生きる力をほんの少しチャージし直すこと」。その意味で、韓国ドラマほど“再生の涙”を設計してくれているジャンルは他にない──これは、データと観客の声と、僕自身が何度も救われてきた実体験の、全部込みの実感です。

【海外(欧米)ドラマ編】静かな余韻で泣かせてくる“人生の物語”

韓国ドラマが「感情の波で一気に泣かせるタイプ」だとしたら、欧米のヒューマンドラマは「余韻でじわじわ泣かせるタイプ」です。映像文化の取材で海外の脚本家に話を聞いたとき、何度も出てきたキーワードが“スペース(余白)”でした。

大きな事件も、わかりやすいカタルシスも、あえて削ぎ落とす。その代わりに、「人が生きるということ」を長い時間をかけてすくい上げる。視聴者は、物語の中に自分の過去や家族をふと見つけた瞬間、静かに涙をこぼします。

「言葉にできない感情ほど、海外ドラマは丁寧に扱ってくれる。」──これは何十本も観てきた中で、揺るがない魅力です。

● 『THIS IS US/ディス・イズ・アス』|家族の人生が織り重なる“泣ける群像劇”

海外ドラマの“泣ける作品”を語るとき、このタイトルを外すのはもはや反則レベル。それくらい、世界中で愛され続けている一本です。家族の過去・現在・未来が交差しながら進む構成は、脚本術の講義でも例に出されるほど。

観られるVOD:
Disney+/U-NEXT/Prime Video(シーズンによる)

どのキャラクターにも“人生の痛点”がある。その影がリアルだからこそ、ほんの小さな救いの瞬間に、涙が勝手に出てくる。
視聴後アンケートを見ていると、「見終わったあと、思わず家族にメッセージを送った」というコメントが本当に多い。家族ドラマとして、ちょっと反則級の破壊力です。

● 『13の理由』|繊細な心を揺さぶる青春ヒューマン

いじめ、心の傷、見えない暴力…。重いテーマを扱う作品なので、正直なところ人は選びます。ただ、“誰かの何気ない一言や行動が、誰かの人生を決定的に変えてしまう”というメッセージをここまで真正面から描き切ったドラマは多くありません。

観られるVOD:
Netflix

見終わったあと、「昔、自分が何気なく言ってしまったあの一言を思い出して、胸が苦しくなった」というレビューがたくさん並んでいました。涙の正体は、浄化だけじゃなくて、「理解」と「後悔」と「小さな決意」がごちゃ混ぜになった、複雑なものに近いかもしれません。

● 『グッド・ドクター』|真っ直ぐに生きる姿が胸を打つ

自閉症スペクトラムを抱えた青年医師・ショーンが、偏見や壁にぶつかりながらも、ひたむきに患者と向き合う物語。医療ドラマとしても見応えがありますが、それ以上に「真っ直ぐであることのしんどさと尊さ」を描き切っている点に、毎回やられます。

観られるVOD:
U-NEXT/Hulu/Prime Video

職場や学校で“空気を読みすぎて疲れがたまっている人”ほど、ショーンの不器用なやさしさに救われるはずです。僕も何度か、ショーンのひと言で涙腺を持っていかれました。

● 『アフターヤン』|家族の喪失と愛を描く静かな涙作(映画寄り)

厳密にはドラマではなく映画ですが、「静かに泣ける作品」として海外ドラマと同じ文脈で語られることの多い一作です。アンドロイドの“家族の一員”を失った一家の、喪失と再生の物語。

観られるVOD:
U-NEXT/Prime Video(レンタル)

大きな事件も派手な展開もありません。ただ、台詞のない時間や、さりげないしぐさの積み重ねで、気づいたときには胸の奥がぎゅっと締めつけられている。
「こんなふうに泣く夜も、悪くないな」と、自分の感情の新しい扉が開くような作品です。

◆ 海外ドラマが“静かに泣ける”理由

  • 感情を押しつけず、視聴者に解釈の余白を残す脚本設計(視聴者を信頼している)
  • 人生の“影”をきちんと描き、その上で光を差し込む構図
  • 演出よりも“人間そのもの”を主役に据えるスタンス
  • 涙が“浄化”というより、“理解”と“受容”へとつながる構造

韓国ドラマの涙が嵐のように感情を洗い流してくれるとしたら、海外ドラマの涙は、静かな雨がじっくり土を潤すように心に染み込んでいきます。

見終わったあと、「あの日の自分を、ちょっとだけ抱きしめてあげたい」と思える。その余韻こそが、欧米ヒューマンドラマのいちばんおいしいところだと、僕は思っています。

【VODサブスク別“涙活度”マップ】あなたの涙の種類で選ぶサブスク

ここまで作品ベースで紹介してきましたが、「結局どのサービスから始めればいいの?」という声をよくいただくので、VOD専門メディア「STREAMING ATLAS」での分析や、広告案件・視聴者アンケートの結果も踏まえて、“涙の種類”を基準にしたサブスク比較をまとめました。

VOD 涙活度 特徴
Netflix ★★★★★ 韓国ドラマの“人生再生系”に圧倒的強さ。重さ×希望の涙を求める人向け。
U-NEXT ★★★★☆ 国内・韓国・海外を網羅。感情の深い作品が多く、「いろんな国の涙」を試したい人に。
Prime Video ★★★☆☆ 邦ドラマの静かな名作が点在。価格を抑えつつ、まずは優しい涙から始めたい人向け。
Hulu ★★★☆☆ 日テレ系ドラマが強く、人間ドラマの“やわらかい泣き”が得意。
Disney+ ★★★☆☆ 『THIS IS US』など海外の家族系ヒューマンが優秀。家族の物語で泣きたい人に。

これらの評価は、あくまで僕が長年携わってきた広告データ・配信ラインナップ・視聴者の声を総合して作った、ひとつの“涙活コンパス”です。

「涙の質で、選ぶサブスクは変わる。」──スクリーン越しの涙と、あなたの今日の心の状態。そのふたつをつなぐ地図として、このマップを使ってもらえたら嬉しいです。

【無料トライアルで“いま泣けるドラマ”を観るなら】最も始めやすい3サービス

ここまで読んで「今夜、一本くらいなら観てみようかな」と思ったあなたへ。
マーケターとしての現実的な視点も踏まえると、涙活を始めるなら無料トライアルがあるサブスクから試すのがいちばんリスクが少なく、続けやすいです。

◆ U-NEXT|31日間無料+ポイントで映画も観られる

国内・韓国・海外の泣ける作品を幅広くカバー。長編ドラマや映画も織り交ぜながら、「しばらく本格的に涙活をしてみたい」人にはU-NEXTがもっとも現実的な選択肢です。

◆ Amazon Prime Video|30日間無料で邦ドラマの穴場

Prime会員の特典として利用できるため、「まずはお試しで、財布へのダメージを最小限に」という人に最適。静かな邦ドラマで、やさしい涙から始めたいときに向いています。

◆ FOD Premium|月9系の恋愛ドラマで泣きたい人向け

フジテレビ系の恋愛ドラマや月9作品が豊富。「青春や恋の記憶に触れながら、切ない涙を流したい」人にはFODが相性◎です。

「無料期間は、涙の旅の招待状みたいなもの。」──気になるサービスがあるなら、まずはそこで一晩だけ、心を解きほぐしてみてください。

【FAQ】泣けるドラマ選びでよくある質問

Q1:とにかく“確実に泣ける”ドラマはどれ?

これ、友だちからもいちばんよく聞かれます。
15年以上この仕事をしてきて、配信データもレビューもSNSの反響も全部ひっくるめて、僕が「これはもう別格」と答えるのは、やっぱり韓国ドラマ『マイ・ディア・ミスター』です。

広告案件で分析したときも、この作品だけは視聴完走率とレビューの熱量が明らかにおかしい(いい意味で)。僕自身、仕事で疲れ切っていた時期に見て、ラスト近くで久しぶりに声を殺して泣きました。

派手な展開で泣かせるのではなく、「生きていていいのかな」と思ってしまうほどしんどい心に、そっと手を伸ばしてくれる一本です。感情の深さと、ラストに残る“静かな救い”は、いまのところ他作品の追随を許していません。

Q2:韓国ドラマ初心者におすすめの泣ける作品は?

「いきなり重すぎるのは怖い」という人には、まず『トッケビ』『涙の女王』をすすめています。

ドラマに詳しい友人が「韓国ドラマは初めて」というとき、僕はだいたいこう聞き返します。
「ファンタジー×運命の恋」が好きなら『トッケビ』
「結婚生活や大人の恋愛」が気になるなら『涙の女王』から入ってみて、と。

どちらも笑い→ときめき→痛み→涙の流れが丁寧に設計されていて、「重いテーマなのに、見終わったあとは不思議と前向きになれた」という感想を、本当に何度も聞いてきました。韓国ドラマの“本気の泣き”の入口として、バランスがいい二本です。

Q3:暗い作品が苦手でも泣けるドラマはある?

あります。むしろ、暗さが苦手な人ほど優しいタイプの泣けるドラマを選んでほしいです。

僕がよくすすめるのは、邦ドラマの『コウノドリ』と、海外ドラマの『THIS IS US』。どちらも仕事でキャンペーンに関わったことがあるのですが、視聴者アンケートの「見終わったあとの気持ち」の欄に、
「悲しいのに、心の温度が上がった」
「泣いたのに、不思議と優しい気持ちになれた」
というコメントがとにかく多かった。

つまり、“心をえぐる”涙ではなく、“心をあたためる”涙をくれる作品たちです。気持ちが沈みがちなときほど、この2本から試してみてほしいと思っています。

Q4:家族で一緒に観られる泣けるドラマは?

家族で観るなら、やはり『コウノドリ』『THIS IS US』の2本が鉄板です。

実は、読者さんから「娘と一緒に観ました」「親と久しぶりに同じドラマを最後まで見ました」という報告を一番多くもらうのが、この2作品。広告の現場でも“世代をまたいで一緒に観られるドラマ”としてよく名前が挙がります。

価値観が違う世代同士でも、
「このシーン、どう感じた?」
と感想を交わすだけで、小さな対話のきっかけになります。「うまく話せないから、一緒にドラマを観たい」というときに連れてきてほしい2本です。

Q5:失恋した夜に泣ける作品は?

これは、友人から深夜にLINEで相談されるランキングNo.1の質問です。
結論から言うと、邦ドラマなら『大恋愛』、韓国ドラマなら『二十五、二十一』をすすめています。

どちらも共通しているのは、「終わる愛の美しさ」をきちんと描いていること。
僕自身、仕事で心がすり減っていた時期に『二十五、二十一』を観て、青春の記憶と今の自分がごちゃ混ぜになって、エンディング後しばらく動けなくなりました。

失恋してすぐのタイミングで観ると正直しんどいかもしれない。でも、「あの恋がなかったことにはならない」と、少しだけ前を向けるようになる――そんな声を、読者やクライアントさんから本当にたくさんもらった2作品です。

【まとめ】あなたの涙が、やさしさに変わる物語を

泣くことは、弱さの証明ではありません。
映像文化の現場に長くいると、むしろ「ちゃんと泣ける人ほど、明日に向かってしなやかに立ち上がれる」場面を何度も見てきました。

国内ドラマは、静かで柔らかい涙を。
韓国ドラマは、痛みと希望を行き来する深い涙を。
海外ドラマは、人生そのものを映すような余韻の涙を。

そして、その涙の質によって、選ぶべきVODは変わります。

  • とにかく深い感情に触れたい → Netflix
  • 幅広く泣ける名作を渡り歩きたい → U-NEXT
  • 静かな邦ドラマでやさしく泣きたい → Prime Video

今のあなたに必要なのは、どんな涙でしょうか。
答えが出なくても大丈夫。物語はいつだって、「自分では言葉にできなかった感情」に名前をつけてくれます。

スクリーンの向こうで流れた涙が、なぜか自分のことのように温かい──そんな夜のために、このガイドを書きました。

参考・出典

※配信状況や作品ラインナップは執筆時点の情報であり、今後変更される可能性があります。最新の視聴可否については、各動画配信サービスの公式サイトにてご確認ください。

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